今回はかなり、厳しい戦いでした。
PLAのフィラメントが切れたので、ABSのフィラメントに変えた のですが、全く印刷できないのです。
何度印刷しても、もじゃもじゃのゴミクズが出来上がりました。。
PLAのフィラメントの前は、ABSフィラメントを使っていて、キレイに印刷できていたのに。。。なぜだ。。。
印刷の際に、じっとプリンタを眺めていたのですが、僕の場合は、プリントベッドに接地面を印刷するとき、もしくは印刷直後に失敗してました。
つまり、うまく接地面を接着できていないということです。
ここから、色々試しました
・プラットフォームテープの交換
・温度設定の変更
・ノズルのクリーニング
・Zオフセットの変更
・キャリブレーション
・プリンタのファームウェアアップ
もうだめかと思っていたのでしが、最後、ビルドインされている、ハートのチャームを印刷した時に
どうもプリントベッドの接着力が弱すぎなんじゃないかと思いました
![[画像:32a82cfd-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/yukihisa08/imgs/3/2/32a82cfd-s.jpg)
![[画像:14ba4c62-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/yukihisa08/imgs/1/4/14ba4c62-s.jpg)
そこで最後の望みをかけ、プリントベッドにスティックのりを塗りたくってやったら解消されました!
推測ですが、最近寒くなってきたことで、室温が急激下がったのと、プリントベッドの吸着能力が
落ちた可能性が高いです。
(2017/10/19 追記)
家に帰ると見たことのないモジャがい。。。また失敗。。
ある程度進んでからの失敗。
造形物が反り返したことが原因のようでした
![[画像:7c64e69c-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/yukihisa08/imgs/7/c/7c64e69c-s.jpg)
![[画像:5790c1d0-s.jpg]](https://livedoor.blogimg.jp/yukihisa08/imgs/5/7/5790c1d0-s.jpg)
台との接地面積はそれなりにあったのですが、底面も反り返ってしまっています
また積層させる時の平面の面積が少ないのか、途中でも何度か反り返ってしまっているようです
ABS樹脂はそもそも反り返る特性があるため、これはABS樹脂での限界と判断
PLAに変更して再造形中です。
■印刷が失敗する時の対処法
1.原因の見つけ方
印刷するときに、プリンタを眺める。このときに以下に注意する
・どこのタイミングで印刷が失敗するか
ー接地面印刷時
ー接地面印刷後
ー特定の部位印刷時
どのような失敗の仕方か
ー接地面の印刷がずれる
ーフィラメントが出てこない
ーフィラメントが溶けてない
・印刷開始の温度の確認
エクスローダー温度
プリントベッド温度
・部屋の室温の確認
2.原因のと対処法
・フィラメントが出てこない
<原因>
ノズルが詰まっている可能性
フィラメントが巻いてあるロールの中で絡まってうまく出てこなくなっている
フィラメントが切れた、無くなった
<対処法>
・ノズルのクリーニング。付属の金具の棒と細い針金の両方で上からと下から、入念に掃除
・フィラメントの状態確認し、アンロード、ロード
・フィラメントが溶けてない
<原因>
可能性として、エクストルーダーやプリントベッドの温度が低い可能性があります
<対処法>
・エクストルーダーやプリントベッドの温度を上げる。下記は参考値
カッコ内は僕が設定している温度
(ABSフィラメント)
・エクストルーダー温度:230℃-250℃ [210℃]
・プリントベッド温度:60℃-110℃ [90℃]
(PLAフィラメント)
・エクストルーダー温度:190℃-230℃ [220℃]
・プリントベッド温度:20℃-60℃ [50℃]
・接地面の印刷物がずれる
<原因①>
設置面の吸着力が弱い可能性があります。プラットフォームの接着力が弱くなっている可能性があります。また秋から冬にかけて、室温が下がるとうまく接着してくれないようです。
<対処法①>
・スティックのりを塗る
・プラットフォームテープの交換
・エアコンやストーブなどによる室温の上昇
・正しく設置面を印刷できない。(接地面が歪んで印刷されている)
<原因>
プリンタのノズルとプリントベッドの距離が広すぎる可能性があります
これにより空中で印刷が始まり、接地面が歪んでしまうという事になります
(僕もこれに結構悩まされてました)
<対処法>
・Zオフセットなどでノズルとプリントベッドの距離の調整をしてあげる
この時、プリントベッドとノズルの距離は、名刺が1枚通るくらいの隙間です
特にノズルのクリーニングをするために取り外した場合には再度調整してやる
必要があります
・フィラメントが溶けてない
<原因>
エクストルーダーやプリントベッドの温度が低い可能性があります
<対処法>
・エクストルーダーやプリントベッドの温度を上げる。下記は参考値
カッコ内は僕が設定している温度
(ABSフィラメント)
・エクストルーダー温度:230℃-250℃ [210℃]
・プリントベッド温度:60℃-110℃ [90℃]
(PLAフィラメント)
・エクストルーダー温度:190℃-230℃ [220℃]
・プリントベッド温度:20℃-60℃ [50℃]
・フィラメントが反り返る
<原因>
接地面積が少ない
接地面の接着能力が低い
プリントベッド温度が低い
ABS樹脂の場合、特性による限界
<対処法>
・接地面積を大きくする
・接地面にノリをぬったりやテープなどを張る
・プリントベッドの温度を上げる
・PLAへ変更する
・途中でずれてくる
<原因>
可能性として、プリントベッドが傾いているなどの原因が推定されます
(つまり最初の方は、傾きが小さいのであまり目に見えないが、だんだんずれていっている)
<対処法>
・キャリブレーションなどで傾きを補正することで解消される可能性があります
ただ、このキャリブレーション、僕はそもそもとして成功したことがありません。。(涙)
Webで調べても、失敗している人がかなりいるようです。。
・フィラメントは出てくるが、全く印刷されない
<原因>
ノズルと印刷台の隙間が無い可能性が高い
<対処法>
・ノズルのZオフセットを行い名刺が1枚が通る隙間を作る
3.その他
・QAサイトの確認
http://support.xyzprinting.com/jp_ja/Help/Faq
上記の
da Vinci 1.0 Pro 3in1
da Vinci 1.0 Pro
・マニュアルの確認
http://support.xyzprinting.com/jp_ja/Support/document
ちなみに上記のマニュアルは結構な頻度で改定されているようなので、定期的に確認すると
良いかもしれません
・先人の経験をWeb検索
原因となりそうなワードをつかって、Google先生に問いかけましょう。
下記にいくつか僕が参考にさせていただいた記事を掲載しておきます
・よくある3Dプリントの失敗3つとその15の原因
・3DプリンターのABSの反りを減らす対策方法
・試行錯誤
でも、基本的にはいろいろ試行錯誤するしか無いです
3Dプリンター関連のまとめページ
3Dプリンター関連については、下記に纏めています。3Dプリンター関連のまとめのページ
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