はじめに

新聞やニュースなのでよく耳にする「システム(※)」という言葉があります
  • XX航空のシステムトラブルで発券できない
  • XX銀行のシステムメンテナンスで年末使えない
などなど、

最近この、システム を子供に説明しようとするとかなり難しいことに気づきました。

だから、システムとかシステム周辺の話を、わかりやすく書いてみようと思います

なるべく子供にわかるくらい簡単に。。。

※ ここでのシステムとは、ITシステムを指しています

システムとは何のためにあるのか

ずばり、次の2つのために存在します
  1. 人の作業を減らすこと
  2. 正しく作業を行うこと
1つ目の「人の作業を減らすこと」
これは人がやっていたことをコンピュータにかわりにやってもらうことで、人がやらなくて良くなります。これにより、人の作業量がへって、早く仕事をあがれたり、自分のやりたいことに時間を使えるうになります

2つ目の「正しく繰り返し作業を行うこと」
これはそもそも人は、同じこと繰り返しやるということが非常に苦手な生き物なのです。
だから、同じことを100回、1000回と繰り返しやると、数回はミスをしてしまいます

たとえば長男は小1ですが、1から100までをただ数えるだけでもミスをします。

しかしコンピュータであれば、そういった事は起きません。100回でも1000回でも同じことが同じように正しくできます


システムとは、この2つのために存在しています

システムは何をしているのか


システムとは、「入力データ」を「処理」して欲しい「結果」を出力させる仕組みです

ものすごく単純な例は、足し算、引き算、掛け算、割り算をやってくれるあの電卓です

電卓の場合、「入力データ」、「処理」、「結果」は以下のようになります

電卓

入力データ=>数字
処理   =>四則演算
結果   =>計算結果


もう少しシステム的なものになるとこんなものもあります

例.ホテルの空き状況の確認

入力データ=>宿泊人数、宿泊日
処理   =>宿泊人数、宿泊日から空き状況を確認。
結果   =>(空室の場合)ホテルの予約可能であることを通知
       (満室の場合)ホテルが満室であることを通知
      
例.自動運転における信号の判断

入力データ=>信号機の状態画像、信号機までの距離、車の速度
処理   =>信号機の状態(赤、黄、青)から車の速度を変化
結果   =>(赤の場合)車の速度を減速
       (黄の場合)信号まで遠ければ減速。信号まで短ければそのまま
       (青の場合)そのまま


このように、いろいろなものがシステムととらえることができるのです

まとめ

以上のように、システムは実はスゴく単純です。

たった基本的に3つのことしかしていません

  1. データの入力
  2. 処理の実行
  3. 結果の出力

次回はデータについて考えてみたいと思います